開智中学校へ進学

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合格

鬼島 琉碧のあくん

塾の仲間との絆で弱い自分に打ち勝って合格を掴み取る!

偏差値5アップを目指し、より真剣に勉強に取り組む

ゲームなどの誘惑に負けず受験勉強に取り組む。そのために塾で自習し、合格への道を大きく広げた受験生がたくさんいます。鬼島 琉碧くんもその一人でした。
鬼島くんが塾に入塾したのは小4の終わり。それ以前は地元の塾に通っていましたが、中学受験を決意して通うようになりました。
「体験授業の内容がわかりやすく楽しかったので、ここで学ぼうと決めました。学校や塾で勉強したことを復習する習慣はついていたと思います。ただゲームに夢中になってしまうこともあり、母によく叱られていました」と話します。それでも入塾してすぐの頃は宿題の多さに圧倒されながらも努力を重ね、月例テストは満足のいく成績を収めました。希望に胸を膨らませて小6を迎えます。
そのときに鬼島くんは好きなゲームを1日15分までと決め、4科目の偏差値を今より「5」上げることを目標にしました。志望校合格のためには今より5以上上げる必要があり、今以上に真剣に受験勉強と向き合わなければなりません。ゲームについて自分でルールを決めた理由もそこにありました。
「当時の偏差値でも合格圏内の中学校はあったのですが、塾の仲間と学ぶ中で、妥協しないでもっと頑張ろうと思えるようになっていきました。ただ、偏差値5アップが簡単ではないことはわかっていました」

成績が伸び悩む中で仲間の姿に励まされる日々

鬼島くんが最初の目標として取り組んだのは4月に行われた合不合判定テスト。しかし、偏差値、順位、志望校の合格率ともに満足できる結果は残せませんでした。特に偏差値が上がらなかったことに落ち込み、学習意欲も下がってしまいました。それでも、塾で共に合格を目指す仲間の姿を見ると、「やっぱり頑張ってみよう」と思えたのです。
「その中で塾の先生から、合不合判定テストの過去問に取り組んでみようとアドバイスを受けました。そこで何年も遡って問題を解きました。得意の算数もとても難しく感じましたが、次第に解き方のパターンがわかってきました」
鬼島くんは合不合判定テストの過去問に挑戦する中で、理解していた学習内容をアウトプットする力がついてきたことを実感し、それは6月の合不合判定テストで実を結びました。偏差値、順位、志望校の合格率も前回より上がっていたのです。ただ、目標としていた数値には届かず、同月の全国統一小学生テストで志望校に初めて開智中学校の名前を書きましたが判定はC。合格率としては安心できるものではなく、勉強に身が入らない日々が続きました。しかし冷静に自分の受験生活を振り返った結果、まだまだ必死に勉強できていないことに気づきました。

塾で自習に取り組み、受験勉強の集中力アップ

季節はあっという間に夏になっていました。校舎では夏合宿の予習で多くの生徒たちが真剣に取り組む姿が見えました。そんな中で鬼島くんは授業のない日も校舎に来て勉強することを決意しました。
このことで一気に勉強時間は増加。塾ではゲームをしたり、インターネットを見てしまうこともありません。何より一生懸命自習をする仲間に自分自身も大きな刺激を受けました。またそれを見守ってくれる教師の存在も心強く感じました。
「夏合宿の予習期間に入っており、確認テストの範囲を基本から応用問題まで何周もやりました。特に不得意科目の国語は念入りに勉強しました」
そして、いよいよ始まった夏合宿。合格枚数がなかなか増えず、順位も上がりません。鬼島くんは悔しさを感じつつも、今までのようにモチベーションが下がることはありませんでした。寝食を共にする仲間たちと勉強することでやる気が高まり、わからない箇所や未消化だった内容が自分のものになっていく手応えを感じるようになっていたのです。

今までの努力が実り、入試本番で実力を発揮

塾で勉強することが当たり前になった鬼島くんは夏合宿終了後も、仲間と切磋琢磨し、勉強の意欲が下がることはありませんでした。
「9月の合不合判定テストでは、今までで一番いい成績を取ることができ、目標の偏差値までもう少しのところまで来ていました。時間はかかったけれど、今までの努力が結果に結びついていることがわかりました。この頃から開智中の過去問を解き始めました」
初めて解く問題は鬼島くんにとってすべて難しく感じましたが、多くの問題を解く中で少しずつ自信が持てるようになっていきました。そして、11月の全国統一小学生テストでは合格判定がBになり、偏差値も目標に届きました。
2学期が終わると冬期講習と正月特訓に参加。ここでは得意科目も不得意科目も納得できるまで予習し、順位は3位を獲得。算数と国語の確認テストは全枚数を終えることができました。
そして、いよいよ迎えた入試本番。第一志望だった開智中学校が最初の入試でした。「当日は親が見送りと励ましの言葉をくれましたが、緊張で頭は真っ白。これはまずいと思い、テスト開始まで正月特訓で作成した苦手箇所をまとめたノートを開きました。すると不思議なことにみんなで頑張った記憶が蘇り、落ち着きを取り戻すことができました」
各科目で手応えを感じた鬼島くん。合格発表の瞬間は緊張しましたが、受験番号を見つけたときは喜びでいっぱいになりました。憧れの開智中に入学した鬼島くんはバレー部に所属。ともに入試を乗り越えた仲間たちとの絆を胸に、充実した中学生活を送っています。