伊奈学園中学校へ進学
T・H
伊奈学園中講座で学び三姉妹で伊奈学園中に合格
皆が主役の校風に惹かれた伊奈学園中学校
受験勉強をする上で兄や姉の存在は大きいものがあります。先に入試を経験している分、志望校選びや勉強を進めていく上でも様々なアドバイスを受けられる反面、兄や姉が優秀であればあるほど、どうしても自分と比較しプレッシャーを感じてしまうこともあるでしょう。
この春、伊奈学園中学校に進学したTさんもそうでした。三姉妹の長女のAさんは伊奈学園中に合格し、現在は伊奈学園総合高校の2年生、次女のHさんは伊奈学園中の3年生です。3人とも小5でこうゆうかんに入塾し、小6から伊奈学園中講座で学び、合格を手にしました。姉2人に続き、末っ子のTさんも同じ道を歩みました。
ただ、Tさんは姉2人が進学しているからではなく、公開授業に参加し自分の目で学校の雰囲気を確かめ、心からこの学校に行きたいと思い受験を決意しました。
「地元の小学校では、勉強や学校行事などで積極的な子もそうではない子もいました。でも伊奈学園中の生徒は、皆が主役になって学校生活を楽しんでいるように感じ、そんな校風にとても惹かれました」と話します。
伊奈学園中講座で徹底した基礎固め
Tさんは小6になると伊奈学園中講座を迷うことなく受講しはじめました。次女のHさんは「アドバイスをしたいことはたくさんありましたが、それが負担にならないよう、質問に来たときに対応することを心がけていました」と当時を振り返ります。それに対し長女のAさんは「次女のときはそっとしておきましたが、その反省もありプレッシャーを与えない程度にアドバイスをするようにしました」と話します。
伊奈学園中講座の1学期は基礎の徹底学習を中心に進みました。Tさんは確認テストで順調に順位を上げていましたが、5月に入ると伸び悩みました。勉強に対してまだ全力を出し切れていないことが悔しく、帰りの車中で思わず涙が出てしまうこともありました。そんなときに頼りになったのは姉2人の存在。「それくらいの順位なら大丈夫。まだまだこれからだよ!」と言葉をかけてくれました。
夏特訓は長女がリーダー、次女が合格体験談で参加
1学期があっという間に終わり、夏特訓の予習に取り組んでいました。目標は予習範囲を3回くり返し学習すること。しかし、とてもボリュームがあり、2周を終えたときには夏特訓の前日となっていました。会場には伊奈学園中講座で学ぶ生徒はもちろん、この特訓のみに参加する一般生もいて、入試本番のような緊張感が漂っていました。「確認テストの合格枚数で順位が決まるため、合格できるかどうか不安になりました。その中で先生や高校生リーダーの励ましで勇気をもらい、1枚1枚確認テストにしっかりと取り組むことができました」
この夏特訓には長女のAさんが高校生リーダーとして参加者をサポートし、次女のHさんは合格体験談を話すOGとして参加しました。Tさんは姉妹が同じ会場にいる気恥ずかしさを少し感じながらも、誇らしい気持ちになったことを今でも覚えています。
過去問が進まず、心の中に広がる不安と格闘した2学期
2学期に入り伊奈学園中講座の授業は、いよいよ入試対策へ。記述に特徴のある問題に多少の不安を感じましたが、1学期に徹底して基礎を固めていたことで少しずつ解けるようになっていきました。しかし、そっくりテストでは思うような点数が取れず落ち込むこともありました。また、過去問は何年も遡ってどんどん解いていくように言われていましたが、まわりの受験生と比べると思うように進みませんでした。
「入試と同じく50分と時間を決めて行うのですが、集中力が切れてしまい、他の人たちのように解き進められず、苦戦していました」と話します。
Tさんにとって2学期は心の中で広がる不安との闘いの連続でした。姉たちが合格しているからこそ、合格できなければそのショックは大きくなります。もしも不合格だったら・・・。ずっと抱いていたネガティブな気持ちが日を追うごとに強くなっていきました。
今やるべきことは合格を信じて前に進むこと
その気持ちを察するようにお母様は成績の上がり下がりで一喜一憂しないようにと声をかけ、校長は今の成績なら大丈夫だと励ましてくれました。あらためて決意を固めたTさんは入試まで全力で勉強の仕上げに取り組みました。冬休みが終わり、迎えた1次試験を頑張り抜いたTさん。2次試験の面接は、大人しい性格のため少し不安はありましたが、将来就きたい仕事などについても想いをこめて話すことができました。
そして迎えた合格発表では無事に自分の受験番号を見つけ、お姉さんたちも喜びいっぱいの笑顔で合格を祝ってくれました。
伊奈学園で学ぶ3姉妹。好きな科目も所属する部活もちがいますが、互いにここで学ぶ素晴らしさを実感していることは同じ。Tさんもその喜びを噛みしめながら、充実した日々を過ごしています。