県立川口北高校へ進学
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- 武南高校
合格
齊田 真志
目標を決めて、全力疾走!
偏差値10アップで第一志望校合格
入塾以降まじめに勉強し、成績も学年上位に
受験期に大きく成績を上げることができればその後の人生も変わってきます。合格体験談に登場した生徒の多くも「この学校に行きたい!」と決心し、たゆまぬ努力で成績を上げて合格を手にし、その中で「第一志望校合格だけではない素晴らしい何か」も得ることができたのです。齊田真志くんもその一人でした。齊田くんは小学生の頃からコツコツとまじめに勉強するタイプ。ただ、中学入学後の最初の定期テストで失敗を経験し、塾で勉強する必要性を感じていくつかの進学塾を訪問しました。「この塾を選んだ理由は、明るく元気な雰囲気に惹かれたからです。勉強しようと自ら机に向かうことはできますが、勉強が大好きというわけではありませんでした。そこで楽しく学べそうなこの塾を選びました」と話します。
齊田くんは中1の夏の入塾以降は部活のバスケットボール部と両立しながら、成績も学年上位で安定していました。3科目の中では数学が得意で国語が苦手。理科と社会は暗記することである程度の成績を収め、漠然と「頑張れば何とかなる」という自信を持つようになりました。そんな中で中2の終わり頃から意識するようになったのが、県立川口北高校でした。
勉強に対する姿勢が変わった夏合宿
中2の終わり頃、校長との面談の中で志望校について話をするようになりました。「文化祭なども見学し、多くの人で賑わう校内の明るい雰囲気も良かったですし、強いと評判のバスケットボール部も体験させてもらい、先輩がとても優しく接してくれました。だから、この高校なら勉強も部活も楽しく打ち込めると思えたのです」
齊田くんの強い決意を知って「そうか、じゃ頑張ろう!」と力強く励ましてくれた校長。しかし、中3の1学期で受けた北辰テストでは5教科の偏差値は50台後半。合格目安には大きな開きがありました。定期テストの学年順位は14位前後であったことが齊田くんにとって安心材料になっていたものの、それは中学校内での順位です。齊田くんは初めて現実の厳しさを知りました。その中で迎えたのが夏合宿だったのです。
「受験勉強に対する焦りと夏合宿にかける想いが強まり、気がつくと必死で予習をしていました。この予習で勉強の姿勢自体が変わったように思います」
そして、参加した夏合宿で勉強に対して今まで経験したことのない魅力を感じました。日常生活では、勉強以外にもいろいろやることがありますが、夏合宿は食事や入浴、睡眠を除いて全て勉強の時間です。その中で自然と勉強に対する向き合い方が変わり、齊田くんは勉強すること自体が面白いことだとわかってきたのです。
VVコースと定期テスト、北辰テスト対策も頑張り抜く
勉強が楽しいという感覚が夏以降も続き、好きな数学だけではなく、理科や社会についても今まで以上に勉強に身が入るようになりました。苦手だった国語の文章問題にも時間をかけて取り組み、読解問題が不得意な分は文法や漢字といった知識問題の勉強にも力を入れるようにしました。
その結果、夏合宿後の北辰テストでは5教科の偏差値が64まで上昇。一生懸命に頑張った結果が表れたことを実感した齊田くんは、2学期以降も勉強の手を緩めることはありませんでした。
「2学期からはVVコースが始まり、膨大な量の宿題に驚きました。もちろん、その間に定期テストもあります。内申点に影響することもあるので真剣に取り組む必要があります。北辰テストもせっかくここまで偏差値が上がったのですから、下げるわけにはいきません。11月頃は3つの勉強が重なりましたが、夏合宿以降は勉強量が増えても頑張れるようになっていました。問題は限られた時間でいかに効率よく学習を進めていくかということでした」
そこで齊田くんが活用したのはスケジュール管理アプリ。いつ何を勉強するかをあらかじめ入力して、ダラダラと勉強しないように自分を管理することができたのです。その結果、2学期最後の北辰テストでは偏差値をキープし、定期テストも順調で、通知表は過去最高の評価を獲得することができました。
「全力で頑張ってきた」自信が試験本番の緊張を吹き飛ばした
齊田くんの勢いは正月特訓でも止まらず、しっかり頑張り抜いて3位を獲得。しかし、不安が完全に消えたわけではありませんでした。苦手だった国語の読解問題は相変わらず苦戦し、学校選択問題の対策として取り組んだ英語の長文問題では解き方すら分からず、心が折れそうになることもありました。そうした中で嬉しかったのは、1月に受けた最後の北辰テストで5科目の偏差値が最高の67になったこと。特に県立対策として取り組んでいた理科と社会の点数が伸びたことは大きな自信になりました。
「そして迎えた入試本番は、自分でも信じられないほど落ち着いていました。ここまで頑張ってきたから大丈夫、そんな気持ちで臨みました」
発表までの間、多少の不安を感じた齊田くんでしたが、結果は見事合格。1年間の真剣な受験勉強で得ることができたもの。それは第一志望合格という結果に加えて、勉強することや努力することの楽しさがわかったことも大きな収穫となりました。今、齊田くんは好きなバスケットボールと勉強を両立しながら充実した高校生活を送っています。