お茶の水女子大附属高校へ進学

その他の合格校
淑徳与野高校
西武文理高校
合格

和田 結海さん

塾との連携プレーで課題を乗り越え、
国立最難関校に合格

納得して勉強に取り組めた超難関コース

成績優秀でも、それだけでは志望校合格に不十分な場合があります。たとえば出題傾向にあった学習方法を実践せず、やみくもに勉強することもその一つに挙げられるでしょう。和田結海さんが入塾したのは受験に必要な情報を得たり、効果的な学習を行うためでした。「入塾する前から定期テストでは学年1位をとることが多く、勉強は頑張ればある程度できると思っていました。ただ、実際に入試が迫ると様々な情報が必要で、一人で受験勉強に取り組むのは不安でした」と振り返ります。
そこで選んだのがこの塾。体験授業での明るい雰囲気や知的好奇心を刺激する教え方に惹かれたからです。さらに難関高校の合格実績も豊富で、ここなら志望校に関する適切なアドバイスを受けられると感じました。入塾後すぐ超難関コースを受講し始めた和田さん。超難関コースに通い始めて多くの人が圧倒されるのは宿題の多さですが、和田さんはそのことに苦しさは感じませんでした。
「次回の確認テストで良い成績を収めるためであり、入試で合格する実力をつけるためでもあると理解できたからです。確かに量は多かったですが、これを頑張ることで志望校合格に近づけるという手応えも感じました」
元々人見知りがちだった和田さんでしたが、他の受講生と休み時間は勉強を教え合うようになり、中学校にも超難関コースで学ぶ友だちがいるため、昼休みなどを使い宿題に取り組むようになりました。この頃の和田さんの志望校は県立トップ校。まだお茶の水女子大附属高校は選択肢にはありませんでした。

悔いを残しつつも、実力アップにつながった夏合宿

夏休みが近づくにつれて校舎内や超難関コースでは夏合宿に向けて熱気が漂い、皆が予習に勤しんでいました。和田さんは予習範囲を一周し、できなかった箇所は繰り返し学習するようにしました。この頃受けた北辰テストの偏差値は60台後半。少し下がりましたが意識は合宿の予習に集中していて、気にすることはありませんでした。ただし、数学のスペシャル範囲だけは、難易度が高いうえに量が多く、合宿当日までに終えることはできませんでした。
全員が一同に集まって確認テストの合格枚数を競った4泊5日の夏合宿。和田さんは3位以内の順位を目指していましたが、結果は7位。頑張ったつもりでしたが悔しさも感じました。「英語は終了しましたが数学が終わりませんでした。早く予習に着手しなかったことを反省しましたし、モチベーションが少し下がりました」
しかし、夏休み後に受けた北辰テストでは偏差値が70台に回復し、夏合宿で頑張った成果がすぐに結果として出ることを実感しました。

課題となったお茶の水女子大附属高校の理社対策

この頃学校説明会に参加し、お茶の水女子大附属高校に行こうと決心した和田さん。新たな課題として取り組む必要があったのは理科と社会でした。県立難関校では学校選択問題対策が必須。逆にお茶の水女子大附属高校では、数学や英語はそれほど難しくありませんが、理科と社会は思考力が問われる記述式問題が多い傾向にありました。しかし、この段階で学習の比重を理科と社会中心の勉強に切り替えればいいかというと、そうではありませんでした。
入試日程ではお茶の水女子大附属高校が先にあり、その後に県立高校があります。もし不合格だった場合、県立高校も受験するため数学と英語の学習も疎かにできませんでした。
「この頃の勉強時間が平日なら5時間から6時間、休日は9時間くらいでした。理科や社会の学習が加わりましたが、睡眠時間を削るほど勉強時間を増やすことはしませんでした」

隙間時間の活用と最適な問題集でアウトプットの力をアップ

そのために和田さんが心がけたのは、学習内容をしっかり計画した上で勉強への集中力を上げること。解答スピードを速くし、短時間でできる量を増やしました。その中で実践したのは塾のセミナーなどで推奨していた隙間時間の活用です。お茶の水女子大附属高校の過去問で解けなかった問題やそれに関連する専門知識は、小さなノートに解説なども含めて書き写し、それを休み時間はもちろん、登下校中の信号待ち時間等にも開いて学習するようにしました。「そういった学習を大きく後押ししたのが超難関コースでした。担当の先生たちが、国立の対策用にと理社の問題集を用意してくださいました。このことでアウトプットする力を大きく向上させることができました」
正月特訓では国語や数学、英語で十分な実力がついたことを実感した和田さん。理科に関しては自信が少しついたものの、社会はまだ不安が残っていました。「理科は、キャラクターを用いたストーリー性のある問題が面白く、解き方のパターンもわかってきましたが、社会は資料から読み解く問題に苦戦していました」
そんな中で迎えた入試本番。社会は今まで解いてきた過去問よりも難しく感じましたが、理科は手応えを感じ、英語は9割以上解けたと確信しました。
結果は合格。和田さんは憧れの高校生活を日々満喫しながら、3年後の大学入試も見据えて勉学に取り組んでいます。